赤い色素は、脂質と一緒に吸収される。
トマトの赤色はリコピンという色素によるもの。食べた色素が、そのまま全身に届くわけではありません。消化・吸収を経て運ばれ、酸化反応にどう関わるかが研究されています。
からだに届く仕組み
基礎研究の知見リコピンは、どう届いて働く?
- 01食材・調理細胞から色素が出てくる
刻む・加熱することでトマトの組織が崩れ、リコピンが消化の過程で取り出されやすくなります。
- 02小腸脂質と混ざって吸収される
胆汁と脂質がつくる小さな粒「ミセル」に入り、小腸の細胞に取り込まれます。少量の油を使う料理も一つの方法です。
- 03リンパ・血液脂質を運ぶ粒に乗る
吸収されたリコピンは「カイロミクロン」という運搬用の粒に入り、リンパ・血液を経て肝臓などへ運ばれます。
- 04分子の作用/実験で確認反応性の高い酸素に作用する
実験では「一重項酸素」のエネルギーを受け取り、反応しにくい状態にする作用があります。人の体内での寄与の大きさは研究中です。
矢印は説明の流れです。過程を簡略化しており、効果の強さや必要量を表すものではありません。
リコピンの実験上の作用だけで、トマトによるがん・心臓病の予防は証明できません。図の後半は、食べた人で同じ効果が確かめられたという意味ではありません。
サラダにも煮込みにも。塩を足す前に、酸味とうまみを生かすと味を決めやすくなります。
トマトを、今日の一皿に。
2つのレシピ料理を押すと、材料と作り方が開きます。
RECIPE 01トマトと卵のふんわり炒め材料・作り方を見る
- トマト2個
- 卵2個
- オリーブ油小さじ2
- 塩ひとつまみ
- こしょう少々
- トマトをくし切りにし、卵は溶いておく。
- フライパンに油の半量を熱し、卵を炒めていったん取り出す。
- 残りの油でトマトを2〜3分炒める。卵を戻し、しっかり火を通して塩・こしょうで調える。
トマトの汁も一緒に。卵を足すとたんぱく質もとれます。
RECIPE 02トマトとツナのさっぱりサラダ材料・作り方を見る
- トマト2個
- ツナ水煮(汁を切る)1缶・約70g
- 玉ねぎ1/4個
- 酢小さじ2
- オリーブ油小さじ1
- こしょう少々
- トマトを一口大に切る。玉ねぎは薄切りにして水にさらし、水気を切る。
- 酢、オリーブ油、こしょうを混ぜる。
- 野菜とツナを加え、やさしくあえる。
味が薄ければ塩を少量だけ。缶詰の塩分も確認しましょう。
料理はイメージイラストです。実際の仕上がりとは異なります。
この説明の根拠を見る
- オレゴン州立大学 LPI|カロテノイドの吸収・代謝・黄斑色素 ↗
- NCI|抗酸化物質の働きと、病気の予防効果との違い ↗
- NIH ODS|ビタミンC:コラーゲン合成・鉄吸収・免疫機能 ↗
- 文部科学省|食品成分データベース(食材・成分を調べる) ↗
一般的な生理作用と食品としての効果を区別しています。情報確認:2026年9月20日